無料レポート

東名高速道を走り、御殿場インターで高速を降りました。

コンビニにて飲料水や杖を買い、さらに山道を数分走って辿り着いたのは富士山御殿場口5合目。

車を停めてせっせと身支度をし準備完了。いざ日本の誇る富士山の初登頂を開始したのであります。

私が事前に、持ち物リストや富士登山の心得等をまとめ上げた旅のしおりを各人に送っていたにもかかわらず、

皆それをろくに分かっていない様子で完全に山を舐めた装備で来ておりました。

飲み物は売っていないから2リットルは持って来いと言ったのに500mlペット1本(結局私が皆に分けた)、

砂利が入るから靴はハイカットのブーツをと指示したのに皆スニーカー。

革ジャンにジーパン、訳の分からない底のツルツルのブーツに肩掛けバッグで登場した人もいて、もう死人が出る事確実です。

開始10分程で皆が疲労の色を見せ始めました。

予想を大きく外れる急勾配の坂道が延々続き、しかも足場はまるで砂浜のような砂利。

足を取られ、数メートル進むのにかなりの時間を要しました。

途中山小屋の方が「次の山小屋までは大体6時間半だよ」と死にたくなるような事を言いました。

どうやら聞くところによると私達の登り始めた登山道は富士山で最も過酷で険しい上級コースだったようです。

しかしながら真夜中の漆黒の富士山の景色は素晴らしく、ライトなしでも月明かりで歩けました。

月がこんなに明るいとは。空一面星で埋め尽くされていました。

私は東京育ちなので、人生で一度も流れ星を見た事がないと言ったら、だいぶ驚かれました。

流れ星って凄いですね。まるで作り物です。

全部で4個の流れ星を目撃する事が出来ました。

そうして私達は、地獄がそのまま現れたような岩と砂利が支配する真夜中の富士山をただひたすら死にそうになりながら登って行ったのでした。

興奮でずっと起きていましたが疲れすぎたので無料レポートでも読んで寝ようと思います。